こんにちは、ryusukeです。
今日はPHPでプログラミングをする際によく使う6種類の演算子をPHP初心者向けにできるだけ
わかりやすく解説していきます。
正直、ネット上にある演算子の記事はめったに使わないムダな演算子も紹介されていて、
初心者の時には混乱しがちなので、この記事では使う頻度が多い演算子のみを紹介します。
1:PHPの演算子の種類
まず、結論から言うとPHPの演算子の種類はつ種類があります。
リストにすると以下のとおり。↓
- 代数演算子
- 代入演算子
- 比較演算子
- 加算子、減算子
- 論理演算子
- 文字列演算子
- 三項演算子
演算子の種類はこんな感じです。
でも、これだけ書いても「え、わかりにくい...」と感じる人が多いと思うので、1つずつ
詳しく解説していきます。
演算子の種類と使い方の解説
では、さっそく演算子の種類と使い方の解説を書いていきます。
1:代数演算子
代数演算子とは、「加算(足し算)、減算(引き算)、乗算(掛け算)、除算(割り算)、
剰余(あまりの計算)、累乗(同じ数を繰り返し掛け算すること)」をする際に使う演算子です。
具体例を出すとこんな感じです。
/*代数演算子を使用すると*/
//加算(足し算の場合)【+】が加算演算子
$a = 8+6;//変数Aに8+6の答えの14が代入される
$b = 3;//変数Bに3を代入
$c = $a + $b;//変数cに変数A+変数B=17が代入される
//減算(引き算の場合)【-】が減算演算子
$d = 8-6;//変数dに8-6の答えの2が代入される
$e = 3;//変数eに3を代入
$f = $d - $e;//変数fに変数d-変数e=-1が代入される
//乗算(掛け算の場合)【*】が乗算演算子
$g = 8*6;//変数gに8*6の答えの48が代入される
$h = 3;変数hに3を代入
$i = $g*$h;//変数iに変数g*変数hの答えの144が代入される
//除算(割り算の場合)【/】が除算演算子
$j = 80/2;//変数jに80/2の答えの40が代入される
$k = 5;//変数kに5を代入
$l = $j/$k;//変数lに40/5の答えの6が代入される
//剰余(割り算のあまり)【/】が剰余演算子
$m = 10/3;//変数mにあまりの1が代入される。
//累乗(同じ数を繰り返し掛け算する)【**】が累乗
$n = 10 ** 3;//変数nに10**3の1000が代入される。
代数演算子はこんな感じで、計算を行う際に使われます。
地味な演算子ですが、意外とよく使うので覚えておくと役に立ちます。
2:代入演算子
代入演算子は【=】を使って、主に変数に数字や文字列を代入する際に利用する演算子です。
具体的に説明すると下みたいな感じですね。
//数字を代入
$a = 20;//変数aに数字の20を代入
//値を代入
$b = $a;//変数bに変数a内の値の20を代入
//式を代入
$a = ($b + 5) / 4 ;
//関数の返り値を代入
$c = kansu(20)//$c=50
function kansu($num){
return = $num + 30;
}
//文字列を代入
$ = "こんにちは";//変数に文字列【こんにちは】が代入される。
主に代入演算子は名前のとおり変数に数値や文字列を代入する際に使う演算子ですね。
3:比較演算子
次にPHPの演算子には【比較演算子】があります。
比較演算子は主に○○と○○が等しいや等しくない、○○以上か○○未満か?みたいな比較を
する際に使う演算子です。
if文を使う時によく使う演算子ですね。
- $a==$b|変数Aと変数Bが等しい
- $a===$b|等しくて、かつ型が同じ
- !=|等しくない
- !==|等しくなくて、かつ型が違う
- $a>$b|変数aが変数Bの値を超えている
- $a<$b|変数aが変数Bの値を下回っている
- $a=>$b|変数aが変数bの値以上
- $a<=$b|変数aが変数bの値以下
具体的な使用例は以下みたいな感じで使います。
さっき書いたように、この演算子はif文で使うことが多いので、if文で比較演算子を使う例で
紹介していきます。
$a = 5;//変数aに数値5を代入
if($a == 5)//変数aが5と等しい
$b = "5";//変数bに文字列5を代入
if($a == $b)/*変数aと変数bが等しい*/
if($a === 5)/*変数aと値5が等しくて型が同じ*/
if($a != 10)/*変数aと値10が等しくない*/
if($a !== 10)/*変数aと値10が等しくなくて型も違う*/
if($a > 3)/*変数aの値が数値3超え*/
if($a < 10)/*変数aの値が数値10未満*/
if($a <= 5)/*変数aの値が数値5以下*/
if($a >= 5)
/*変数aの値が5以上*/
こんな感じでif文で比較演算子が使われていることが多いです。
実際に利用頻度の高い演算子の1つなので、覚えておくのがおすすめです。
4:加算子、減算子
4つ目のPHPの演算子は加算子と減算子です。
加算子や減算子数値を1つずつ増やしたり、減らしたりする際に使われる演算子で、主に
変数と組み合わせて使われます。
記述のやり方は以下のとおり↓
- ++$a|前置き加算子
- $a++|後置き加算子
- --$b|前置き減算子
- $b--|後置き減算子
具体的なコードで説明すると下みたいな感じです。
//前置き加算子
$a = 1;
print ++$a;
//後置き加算子
$b = 1;
print $b++;
print $b;//
//前置き減算子
$c = 2;
print --$c;//1が引かれた1が出力される
//後置き減算子
$d = 2;
print $d--;//
print $d;//
さっきも書いたように変数の中の数値を増やしたり減らしたりする際に使う演算子なので、
あまり使うことは多くないです。
ただ、覚えておくとコードを短く書けたりするので、地味に役立つ演算子の1つです。
5:論理演算子
この論理演算子はif文と組み合わせたりして、使う頻度が多いので覚えておいた方が良い
演算子の1つです。
論理演算子には以下の種類があります。
- &&|AとBの両方が一致している
- or|AとBのどっちか1つか、両方一致している
- xor|AとBのどっちか1つのみ一致している
- !|Aが条件と違う
具体的な使用例は下みたいな感じです。
$a = 10;
$b = 20;
if($a = 10)&&($b = 20)//aとbの両方が一致
if($a = 10)or($b = 30)//どっちか一つか両方が一致
if($a = 30)xor($b = 20)//どっちかが一致
if(!($a > 5))//変数Aが5未満でない
論理演算子の具体的な使用例はこんな感じです。
こんな感じでif文で使われることが多い演算子なので覚えておくのがおすすめです。
6:三項演算子
最後に、if文の存在によってあまり使われることは無いですが、三項演算子についても一応
解説しておきます。
三項演算子は比較処理を行う際に使う演算子です。
ちょっと、難しい演算子ですが下のコードで具体例を見るとわかりやすいです。
$a = 1;//変数aに1を代入
$b = 1;//変数bに1を代入
$c = $a == $b ? '一致しています','一致していません';
print $c//変数Cを出力
条件式の後に?を入れて、条件と一致していれば【一致しています】を返して、条件と違えば
【一致していません】を返します。
まとめ
以上がPHPでプログラミングを行う際に主に利用する6種類の演算子についての解説でした。
PHPにはこれ以外にもいろいろな演算子がありますが、基本的にはこの記事で紹介した6つの
演算子のみを覚えておけばOKです。
おわり。
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